「人生迷子」だったキャリアが、
行動計画に変わるまで。
40代・スタートアップ EC事業責任者
Before — ご相談時
事業責任者としてスタートアップに入社し、事業を約2倍に成長させてきた実績のある方。しかし事前アンケートに書かれていたのは、「会社や役割とのミスマッチがあり、キャリアに困っている」という言葉でした。
お話を伺うと、悩みは三つのギャップに整理されました。会社として掲げるゴールと、実際に創業社長が進む方向や求められる評価のギャップ。スタートアップで働こうとした意味と、直面するスタートアップの実態のギャップ。そしてその中で、個人として期待される役割のギャップ。どれも一つずつなら向き合えるものが、三つ重なって「何から考えればいいのか分からない」状態——ご本人の言葉では「人生迷子」でした。
Session — 対話の実際
「どの会社に行きたいか」をいきなり考えても、答えは出ません。実際、セッション序盤でこう伺ったときも、答えは「わからない」でした。そこで、未来ではなく過去に降りることにしました。
コーチ:これまでの仕事で、一番楽しかった瞬間はいつですか?
ご本人:コンサル時代ですね。自分で問いを立てて、勝手に解いていればよかった。あれは向いていました。
コーチ:逆に、何が起きると仕事はつまらなくなりますか?
ご本人:勝手に進められないとき。誰かに邪魔されるときです。
「自分で問いを立て、自分で解く」——一貫した価値観が言葉になると、ありたい姿も自然と輪郭を持ち始めました。「シンプルに、ゴールに向かってビジネスをやりたい」。それがこの方の望む働き方でした。そしてこの視点から自身のキャリアを振り返ったとき、対話の終盤、ご本人の口から本質的な気づきが生まれました。
「他力本願で、誰かの船に乗ってきたことが、これまでの失敗の本質だった」
セッション中の、ご本人の言葉ならば、最終的に目指すのは「自分の船を持つこと」。ご本人から「50歳で独立したい」という時間軸が語られ、現在の年齢から逆算して、残り約6年をどう設計するかという問いに、悩みの形が変わりました。
After — 決まった行動計画
セッションの終わりには、次の三段構えの計画がご本人の言葉で語られる状態になりました。
- 短期:転職により経済的な基盤を固める。すでに動いているエージェント経由の選考を進める
- 並行:独立の足場となる個人事業の立ち上げ準備に、翌日から着手する(第一弾のWebサイト構築)
- 中期:転職先が決まったタイミングで、二つ目の事業(業務効率化アプリケーションの開発)の準備を開始する
「どこかに良い会社はないか」という他力の問いが、「50歳の独立から逆算して、いま何を仕込むか」という自分の問いに変わる。漠然としたキャリアの不安が、期日と順序のある行動計画になったセッションでした。
Voice — ご本人の感想
「『とにかく転職したい』という一心と、なんとなく『自分でやりたい』という希望が、会話を通じて明確になった。モヤモヤしていた自分のやりたいことが、コーチングの時間を経て、スッキリと明確になった」
40代・スタートアップ EC事業責任者